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1月の日溜まりに

2000/02/27 更新



1月の日溜まりに腰をおろして

暖かい感触にひたり今はただ

新たな日々を待っています


幾枚もの木の葉が目の前を転がって行く

わたしもまた風との戯れでしたが

今ではそれも快い響きとなった訪れているような


何ゆえに東京の空が晴れ渡っているかは

知らないが

全てが

糸でつながれてでもいるように

ささやきかける


春風には

ほど遠いのでしょうが

しかし私は

かいま見たような気がする

はるかなる微笑みを


気まぐれにも

雪が降りだしたのですが

なんだかあったかくて

わたしも気まぐれ


でも君は

しいなりんぞうの

“美しい女”じゃないから

笑ってくれようもなく

だからわたしは言うのです


春は濡れて行くのです…雨

春は濡れて行くのです…雨


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