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坂戸パソボラ2002年レポート

全国障害者問題研究会(全障研)36回全国大会
「パソコン・情報アクセス分科会」発表レポート

2002年7月29日 登録


坂戸パソボラの来年に向けて

坂戸パソコンボランティア 岩渕正樹 

 1999年からレポートしている「坂戸パソコンボランティア」の追跡レポートです。去年のレポートで課題として掲げたことを振り返ると共に新たな課題を提示します。

 なお、このレポートは分科会当日に向けバージョンアップする予定です。改訂版は http://www.minikuru.net/emamon/skd/をご覧ください。末尾に載せた坂戸パソボラから提供できるアレコレも置いています。

1.参加して良かったと思える例会を!

 4年目を迎えた坂戸パソボラですが、ルール化しなくてはいけないとの提案が次から次へと登場します。ところが、ひとつの課題が解決する前に次なる課題が提起されるものですから、あれもこれも結論を見いだせないままに次回持ち越しの連続という状況は(少しは改善されましたが)去年と同様です。話し合いに終始するだけの例会では参加してもあまり楽しくありません。楽しさを感じるからこそ参加したくなるのです。参加して良かったなぁと思える例会づくりが来年に向けての課題です。

2.例会以外の交流の場として

 一昨年から年に一度の「バーベキュー大会」を例会で行なっていますが、去年からはパソコンを始めたばかりのメンバーたちが中心となって自主的な「デジカメミニ勉強会」が始まりました。名称はデジカメなんですが、実際にはパソコン操作などの教え合いと楽しい楽しい交流の場となっています。こんな自主的お勉強会を、地域の中で持つことができるようになると、そこが坂戸パソボラの拠点となるかもしれません。

3.全体と個別のメーリングリスト

 色々なメーリングリストが存在しているので、ずっと前から参加しているメンバーであっても投稿すべきところを掴んでいないのが現状です。課題ごとのMLを設けたものの有効利用できていないのが現状ですので、整理統合を提起しているところです。

4.チームの見直しとメンバーの再確認!

 坂戸パソボラのスタート当初は必要なチームであったとしても、参加者や参加の条件が多様化する中でチームがチームとして機能せず休眠状態のものも出てきましたので、整理し再編を行ないました。少しは身軽になれたと思います。参加メンバーについても年度を持ち越さないで再募集を行ないましたので、あらためて参加していることを意識してもらえたと思います。

5.運営や個別の手続きの標準化

 去年のレポートで会則の中に“人事面での交替規定”を設けることでメンバーの意識的育成を図りたいと述べましたが、色々なスッタモンダが総会直前に持ち上がったことで議題の軽減が必要となり、交替規定の提案はしましたが今回は会則への導入と代表の交替を断念しました。但し、フレッシュなメンバーを副代表として選出できましたので、来年の報告をご期待ください。

6.今年からの視覚講座

 99年から埼玉県立盲学校を会場にして行なってきた「視覚障害者のためのパソコン体験連続講座」を、去年は盲学校に加えて坂戸でも開催しました。それまでの講座は同じ内容を一人の講師の下で持ちましたが、去年からは参加した一人一人の要望に応じたカリキュラムで行ないました。参加したサポーターにとっては大変でしたが、受講者には喜んでもらえたと思います。また、午前中をボランティア養成講座としても位置付け午後を実践講座としたことが特徴でした。今年は、メインとしてパソボラ養成講座、付随してパソコン体験講座の開催としましたので、坂戸市民であることが受講の条件であった「補助金の壁」をクリアすることができました。

7.今年のイベントチーム体験講座

 視覚講座が学習の継続を求められる講座を担当したのに対してイベントチームでは体験的なイベントを受け持ちました。こういった体験イベントでは、準備としてサポーターが学んだことがそのまま実際のサポートの現場に役立ちますので、これまでは講座の前に事前学習会をもってきましたが、今年は事前学習会そのものを「パソボラ養成講座」として開催することにしました。この講座もパソボラの養成が目的ですから最終日に開催する「パソコン体験講座」に参加する障害をもった人たちが坂戸市民であることを、これまた問われません。

8.坂戸パソボラ作成資料のWeb公開

 去年のレポートで、講座のテキストのみならず、講座を開催するにあたって必要となった各種の「お役所提出書類」の公開を書きました。その手の書類では内容もそうですが形式が整っていることが求められ、その手の書類の作成に慣れていない民間人には大変な作業となりますので、今後作成せざるを得ない人のために雛形として提供しようという試みです。そのひとつとして、埼玉県に提出した「視覚講座事業計画書・業務仕様書」を公開しました。

 それ以外に公開した主なものとしては、

パソコン相談Q&A

サポート先やイベントなどで相談があったときの参考としてまとめました。

パソボラサポート依頼書

サポート依頼があったとき、その後の出動に必要なことは最初から確認しておくようチェック項目をまとめました。

サポートの流れQ&A

依頼されたサポートが実際に動きだし完了を見届けるまでの流れをコーディネーターの役割を中心にまとめました。

備品の貸し出し規定と必要書類

坂戸パソボラが所有あるいは管理している備品を貸し出すにあたって必要な諸々をまとめました。講座の受講生にパソコンを貸す条件が整ったことで貸し出し規定と書類の整備が必要となりました。

活動中の事故等に関する確約書

起こってほしくないのが事故ですが、事故の後のゴタゴタも起こってほしくありません。憂いあれば備えあれ。せめて、事前に本人の意思表示をしておこうということでまとめたものです。坂戸パソボラ会員全員の提出を求めています。

以上 


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