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ふれあい広場でパソボラと出会った!

「ふれあい広場2000」報告集より

2001年10月15日 登録

 私は重度半身麻痺の障害者です。川越市に住んでいた1昨年の暮れ、新聞で「坂戸パソコンボランティア」の誕生を知りました。これからパソコンを始めようと思っていたものの周りにパソコンを知っている人が誰も居ないので困っていた頃でしたので、翌年3月に坂戸市に引っ越すことになっていた私は、これで始められると安心しました。

 待ちに待った引っ越しの当日、市役所で諸手続きを済ませ、ボランティアセンターでドキドキしながらパソボラの記事のことを話したところ、「パソコン持っていますか? 持っている人が対象です」と言われがっかりしました。その後、近くに大型電気店がオープンしましたのでパソコン教室があるかと聞きましたが、先ず「慣れるより慣れろですよ」と言われ、買ってホコリに被るだけでも困るので半ば諦めておりました。

 そして10月。坂戸市に越して初めて「ふれあい広場」に行くと、「坂戸パソボラ」の看板が目に飛び込みました。快く相談に乗ってくれ[パソコンをこれから買う人でも、どうしたら良いのかゼロから相談してください]と言われました。私が新聞を読んで求めていたことに「ふれあい広場」でやっと巡り合うことが出来たのです。

 その後、テレビでも2000年問題など毎日インターネットのことを報道され、その気になったのが3月。ボランティアセンターにあらためてパソボラの紹介を依頼しました。そして1年越しの願いだった「坂戸パソボラ」の来訪でパソコンを購入しても大丈夫との自信が生まれ、4月30日、待望のパソコンが到着しました。私は受け取りのサインだけし、後のセッティングは全部お願いしました。パソボラの人の活躍がうれしい光景でした。

 初めて自分のパソコンに触った私は、さて何からすればよいのか。ローマ字入力するためのローマ字の勉強からでした。それから2ヶ月間、パソボラの皆さんに時々足を運んでいただき、ある時は夜9時過ぎに市外から来てくれた方など、大変ご迷惑を掛けました。今ではお陰様でメールを書くことが出来て、沢山のメール友達とやり取りをするなど毎日が楽しくパソコンでまわっております。

 そして今年の「ふれあい広場」を迎えました。今年は私も“助けて!から助け手へ”がキャッチフレーズの「坂戸パソボラ」の一員として参加することが出来ました。パソコンのことはまだまだ分かりませんが、会場に車イスで行き、熱心に相談する人、相談を受けている人の姿を見ていると昨年の私を思い出します。

 私たち障害者は、パソコンの必要性については誰もが認めておりますが、何を買えばいいのか、購入にはどのくらい要るのか、誰かに教えてもらえるのか、自分で習得出来るのか…と、そんな不安でいっぱいです。その不安を取り除きパソコンを実現出来たこと。「坂戸パソボラ」に感謝です。「ふれあい広場」に来て、一人でも多くの障害者がパソコンを使えるようになれば良いと願っております。

坂戸パソコンボランティア 重田芳男


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